Stay Home Club – Andrre
このジャケットですよ、このジャケット。タトゥーの青年が窓から顔を出しているこの味わい深さ。残念ながらジャケ買いではなく、これは、一本道先輩から届いた2019年ベストコンピに入っていた、Stay Home Club – Andrreです。音楽のスタイルは、ジャケット無関係の膝小僧抱えて家でひとり紡ぐナード・ヒップホップです。ナード・ヒップホップなるジャンルが記憶にある方はもう絶賛親友確定の、スーパーニッチジャンルです。そもそもレーベルがフランスのDora Dorovichというところで、そのモットーは、”Dora Dorovitch is a small capacity creative unit born 2003, France. Hosts a secret research department on non-sustainable music and other impossible projects.”ということなので共感しかありません。誰に向けてもいなさそうなその叫び、自己に向けた徹底的なこだわりはアートや音楽の一側面です。
ファズっぽいエレクトロニックなサウンドでスタートしたと思いきや、途中から哀愁漂うHIP-HOPへと変わっていくのですが、だいたいHIP-HOPは怒りや不満や俺はワルだ的な方向に行きがちなところを、内向的に「クラブには行かない俺は家にいるんだ」といってるわけですから、「いいぞ、Andrreよく言った」としか言いようがありません。世界中の隅っこクラブの人間は断じて聞くべきです。激マスト。